山口県セーリング連盟は、毎年「海の日」に普及事業を開催しています。
例年は、セーリングや海のアクティビティを地域に提供しており、とくに障害者や幼児、高齢者の方にも参加を促し、地域活性の拠点としてヨットハーバーを活用しています。
「MARINE SPORTS FESTIVAL 2014 季節外れのサンタランド」と題した本年は、光市と県産婦人科医会の賛同をいただき、三者共同主催という形で開催することになりました。クルージング体験、ヨット操船体験、ウインドサーフィン体験、バナナボート&アクアグライド体験、カヌー操船体験、サップ体験、つなわたり体験、ネイチャークラフト、ハワイアンフラ、屋台などで盛り上がります。
協賛企業のひとつベネッセホールディングスに所属する、リオ五輪に向けて活動中の吉田・吉岡組をゲストとして招き、アスリートと愛好者、世代間、障害者と健常者、異種競技間などの様々な交流がもたらされます。
参加される皆さんが幸せいっぱいで帰路につかれること、そして、これを機にますますセーリングが普及・発展することを願ってやみません。(中村公俊・山口県スポーツ交流村、山口県セーリング連盟)
開催概要
日時:7月21日 9時~15時(雨天決行)
場所:山口県スポーツ交流村(光市三井2-19-2)
問合せ先:090-6419-4632(中村)
過去のフェスティバルの様子
セミナーで発言する講師の大谷たかを氏
6月13日、オリンピックセミナー(主催:JSAFオリンピック準備委員会、場所:岸記念体育館会議室)が開催されました。
2020年東京オリンピックを迎えるにあたりJSAFはどのようなビジョンの下、どのような準備を進めねばならないかを検討するのが目的で、今後、適宜、折りを見て開催されることになります。
初回となったこの日は、大谷たかを、斉藤愛子、中嶋一成の三氏を講師に迎え、様々な角度からオリンピックの現状がレポートされました。
大谷氏は運営側から見たオリンピック、斎藤氏は選手側から、そしてカメラマンの中嶋氏はメディアから見た視点でオリンピックを紹介しましたが、最近のオリンピックが様々な面で質・量ともに想像を超える規模で進化していることがよくわかりました。
この日はJSAF会員を中心に60人近いリスナーが集まりました。次回(開催時期は未定)はリオデジャネイロのテスト・イベントの視察を終えた準備委員会スタッフの報告がセミナーのテーマになる予定。なお、今回のセミナーの詳細は、JSAFホームページ内オリンピック準備員会のページで近々、公開されるとのことです。
白石康次郎さん(右)と鈴木光司さん
公開中のセーリング映画「ターニング・タイド 希望の海」会場(東京・新宿シネマカリテ)で、6月3日夜、白石康次郎さんと鈴木光司さんのトークショーが行われました。
映画が終わった後のおよそ30分、2人は「ターニング・タイド」の感想をまじえながら、自身のセーリング体験を語り合いました。
「リング」や「らせん」でお馴染みの作家・鈴木さんはセーラーとしても知られていますが、「海では決断を迫られることばかりだが、この映画もそれを感じさせた」と語れば、「単独世界一周レースを体験した者として、最後の決断をした主人公の気持ちはよくわかる」と白石康次郎さん。
客席はほとんどヨット乗りで埋め尽くされ、これほどセーリング度の高い映画館はありませんでした。東京では1日1回の上映ですが、配給会社によると連日満席で、東京公開は当初の予定よりも上映期間が延長されそうな勢いとのことです。
「ターニング・タイド 希望の海」公開日&映画館
5月31日~ 新宿シネマカリテ
6月14日~ 新宿 武蔵野館
6月28日~ 名古屋ピカデリー
6月28日~7月4日 シネ・リーブル梅田
7月5日~11日 京都 みなみ会館
8月2日~ 札幌 ディノスシネマズ
他、福岡をはじめ順次全国ロードショー予定
ターニング・タイド 希望の海
映画公式サイト https://turning-tide.com/
まだ、工事中の雰囲気が漂っているオープン当日の湘南港ヨットハウスの外観
6月1日、江の島 湘南港ヨットハウスがオープンしました。
1964年の東京オリンピックの競技会場としてオープンした湘南港ですが、そのヨットハウスは老朽化が目立ち、耐震性も低いため、昨年から新しいヨットハウスが建設されていました。
場所は旧ヨットハウスの北側すぐ隣りです。 県民に開かれた公共ヨットハーバーを標榜する湘南港ですが、新ヨットハウスはセーラーのためだけでなく、観光資源のひとつとしても機能することを期待されており、マリンショップやレストランも入っています。 屋上、そして船具庫上には津波の際の避難スペース(高さ約10m)が設置されています。
オープンした6月1日、神奈川県民セーリング大会で湘南港は大賑わいとなっており、新ヨットハウスも艇長会議の場として活用され、アッという間にセーラーにとってはなくてはならない場所になりそうです。
問い合せ先
湘南港指定管理者 株式会社湘南なぎさパーク 0466-22-2128
ターニング・タイド 希望の海
セーリングシーンがふんだんに登場する映画「ターニング・タイド 希望の海」が5月31日から東京、6月28日から大阪、愛知で公開されます。
単独世界一周ヨットレース ヴァンデ・グローブを舞台に繰り広げられるストーリーを軸に、迫力あるレースシーンが続くこの作品、セーリングファンなら楽しめます。
撮影に使用したヨットは2012年に実際にヴァンデ・グローブで使われたヨット。3人のプロセーラーが操船を担当する中、18人ものスタッフが乗り込み、40日以上をかけて撮影を行ったと言います。
驚くのは主役のフランソワ・クリュゼ。昨年のヒット作「最強のふたり」の車椅子に乗る主役とは同じ俳優とは思えないくらい、セーラー役がピタリとはまっていました。
さて、映画の終盤、主人公はスタート地点にもどり大歓声で迎えられます。しかし、その後、セーリング界はどのような議論を交わしたのでしょうか。映画の後日譚として知りたくなりました。 是非、ご覧ください。
「ターニング・タイド 希望の海」公開日・映画館
5月31日より 新宿シネマカリテ(東京)
6月28日より シネ・リーブル梅田(大阪) ピカデリー(愛知)
7月5日より みなみ会館(京都) 他、順次全国ロードショー予定
映画公式サイト https://turning-tide.com/
太平洋を航行する日本丸(撮影・中嶋房徳)
1964年東京オリンピックのヨット競技公式写真記録を担当し、そして12メーター級時代のアメリカズカップで多くの印象的なシーンを撮影した中嶋房徳カメラマンの帆船に関する写真展が開催されます。
今回は、1960年の日米修好通商百年記念航海で日本丸に乗船した中嶋カメラマンが撮影した、航海中の実習や船内生活、公式行事など約30点の写真が展示されます。
是非、ご覧ください。
日本丸 日米修好通商百年記念航海 中嶋房徳写真展 概要
会場:日本丸メモリアルパーク 帆船日本丸船内(横浜市西区みなとみらい)
開館時間:10時~17時(乗船は16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
交通:JR根岸線、横浜市営地下鉄線 「桜木町」駅下車 徒歩5分。みなとみらい線 「みなとみらい」駅または「馬車 道」駅下車 徒歩5分
問い合せ先:帆船日本丸記念財団・JTBコーポレートセールス共同事業体
045-221-0280 https://www.nippon-maru.or.jp/